ゆっぽ
「ねぇやまと〜、“取消し”と“撤回”って、どっちも“行政行為をなくす”ってことだよね?どう違うの?」
やまと
「ふわ〜ん、それはすごく大事な疑問だよ✨行政書士試験でもよく出るポイントだから、“藍の里”の出来事で見てみよう〜🌳」
🏞️藍の里ストーリー:出店許可、取り消されたのはだれ?
藍の里の広場では、春の「森のおまつり」に向けて住人たちが準備に大忙し。
🦝ぽんきちの“取消し”
たぬきのぽんきちは、「ふわふわベビーカステラ屋さん」を出店するため、行政のカワセミさんに申請を提出しました。
申請書にはこう書かれていました。
「食品衛生責任者:ぽんきち(講習済)」
しかし、実際には…
「講習なんて受けたことないけど、書くだけならバレないっしょ〜♪」
ぽんきちは、食品衛生責任者の資格がないまま“いる”と偽って記載していたのです。
数日後、カワセミさんがやってきて言いました。
「ぽんきちさん、出店許可は取消しとさせていただきます。
“食品衛生責任者がいる”との記載は虚偽であり、重大な違法行為です。
この許可は、最初から効力を持たなかったものとみなされます。」
「うぅ……ボク、そんなにヤバいことだったのか……」
「出店において、食品衛生責任者の有無は行政が最も重視する要件のひとつです。
故意の虚偽申請は許されません。したがって、これは違法な行政行為となり、
効力をさかのぼって失わせる取消しの対象となります。」
「…ごめんなさい。次はちゃんと講習受けて出直します。」
🐰ミミさんの“撤回”
一方、野うさぎのミミさんは「森のお茶会」を企画し、丁寧な申請で出店許可を受けていました。
広場に飾るお花を選びながら、ふっくら組の仲間たちと楽しそうに準備を進めていました。
しかし、まつりの数日前――春の嵐で広場にぬかるみと崩落の危険が生じたことから、カワセミさんがもう一度やってきました。
「ミミさん、大変申し訳ありませんが、今回の出店許可は撤回となります。」
「えっ!?どうしてでしょう?」
「広場の安全性に重大な支障が生じたため、全出店の中止を決定しました。
ミミさんの申請自体は適法でしたが、後の事情変更により、行政としての方針を改める必要が生じたのです。」
「そうなんですね…。それなら、お客様の安全が第一ですものね。春の代わりに、また秋にお茶を点てます☕🍂」
🧠法律解説:「取消し」と「撤回」の違いとは?
| 用語 | 意味 | 例 | 根拠や背景 |
|---|---|---|---|
| 取消し | 行政行為が違法な場合に、さかのぼって効力を失わせる | ぽんきちが虚偽記載した出店許可 | 違法性に基づく取消し(故意の虚偽申請) |
| 撤回 | 行政行為が適法でも、後の事情変更などにより将来に向かって効力を失わせる | ミミさんの出店許可(安全上の理由で中止) | 公益上の必要性や裁量による撤回 |
🔎条文と判例ポイント
行政手続法に直接の定義はないが、判例で以下のように区別:
取消し:行政行為が違法であれば、当然に取消すことが可能(行政事件訴訟法における取消訴訟など)
撤回:適法な行政行為でも、公益上の必要性や事情変更により、行政庁の裁量で効力を将来に向けて終了できる
🎯ゆっぽとやまとのまとめ
ゆっぽ「ぽんきちは“ウソを書いた”から取消し、ミミさんは“事情が変わった”から撤回なんだね!」
やまと「ふわ〜ん、そのとおり✨試験では“どちらが適切か”を問う問題も出るから、判断の軸をしっかり覚えておこうね♪」
🌱藍の里ワークスの他の道へ
ここ「ゆっぽの寺子屋学び帖」は、学びの道を歩む藍の里の一角です。
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